冊子の印刷サービスを利用する際に知っておきたい事

冊子を作成すること自体初めての場合、印刷会社の選定を始める前に、どんな仕上がりにしたいのかを明確にしておくことがポイントです。表紙はカラーで中身はモノクロか、中身もカラーで写真が多めか、モノクロで文字だけかといった点でも、仕上がりへのこだわり度が違ってきます。予算の範囲が曖昧でも、仕上がりのビジョンが明確となった時点で、いくつかの印刷会社のサイトを閲覧してみると、作成方法の概要がわかってきます。大抵の印刷会社が注文から原稿入稿までの方法をサイト内で丁寧に解説しています。作成方法を知る過程で、版型やページ数など仕様が同じ冊子でも、印刷に使う機械の違いでかかる費用がかなり違ってくることもわかってきます。その方法の違いは、高いほうが「オフセット」、安いほうが「オンデマンド」という名称で呼ばれています。

製本方式の種類や用語の把握が必要

実際に利用する会社を選定する前に、一通り、冊子作成のプロセスを知っておくことが肝心です。今はインターネット上で注文から決済、原稿のデータ入稿まで完了することができ、以前よりも手軽に依頼することができるようになりました。その便利さを賢く享受するためには、多少の知識は必要です。できるだけ安価なところに注文したいのであれば、比較サイトで良さそうな会社をいくつかピックアップして、ホームページをしっかり閲覧しておきます。ユーザー登録していなくても見積もりフォームが利用できるところもありますので、一通り利用してみると、注文までの流れや予算が明確にわかってきます。見積フォームを利用するとわかりますが、表紙だけでもカラーかモノクロかに加えて、紙の種類や表面の加工について選択するようになっています。特殊紙のカタカナ名やPP加工といった、慣れない人には戸惑う用語が並びますが、特にこだわりがないのであれば、スタンダードな仕様項目をチェックしていけば基本料金が結果として出てきます。

発行部数によって大きく変わる単価

冊子は、発行する部数によって単価が大きく変わってきます。冊数が多ければ多いほど、注文時の料金は高くなりますが、一冊あたりの単価は安くなります。とくに、仕上がりの質が良いオフセットは、あまりに少部数の注文では、かなり割高となってしまいます。オフセットとオンデマンドの違いは「版」を作るか否かですが、版が必要なオフセットはそのぶんコストがかかるため、オンデマンドより高い価格となります。版が不要のオンデマンドは少ない部数から安価で注文することができます。仕上がりの点で言えば当然オフセットのほうがきれいで、近年質が向上したとは言え、オンデマンドは性能の良いコピー機の仕上がりに近いものがあります。カラー表紙もオンデマンドの場合、紙の質にもよりますが、反り気味になるのも難点です。価格差によるメリットとデメリットをよく見極めてから注文することが大事です。

2017年5月2日